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イラストで読み解く米國式「事実捏造による攻撃」(3) 「トンキン灣事件」で戦爭を激化

人民網日本語版 2021年11月10日14:45
イラストで読み解く米國式「事実捏造による攻撃」(3) 「トンキン灣事件」で戦爭を激化

「トンキン灣事件」はかつて米國が入念にでっち上げた欺瞞であり、ベトナム戦爭の全面的激化を招いた。

1964年8月4日、ジョンソン米大統領(當時)は、米軍艦が同日トンキン灣でベトナム民主共和國の魚雷艇に攻撃され、雙方間で「武裝衝突が発生した」と主張する演説を行った。その後、米議會は「ジョンソン大統領が『攻撃』に対して相応の措置を取ることに同意する」といういわゆる「トンキン灣決議」を採択した。

しかし、「トンキン灣事件」は全くの作り話だった。2005年、米國家安全保障局(NSA)は、1964年8月4日に米軍艦の近くにベトナム民主共和國の軍艦は全くなかった可能性が高いことを認める報告書を発表した。米海軍の記録によると、米駆逐艦2隻は同日、計400発近くの砲弾と5発の爆雷を発射したが、実際には全く目標がなかった。同日夜に任務を遂行したジェームズ?ストックデール氏によると、當時彼らの駆逐艦は仮想の目標に向かって砲撃したにすぎず、魚雷艇はなく、漆黒の海面と米軍の火器があるだけだった。

たとえ「トンキン灣事件」がなくても、米國は新たな口実を探し求めて戦爭に介入しただろう。覇権主義の維持こそが米國の真の目的なのだから。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年11月10日

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