李克強総理は26日午後、テレビ會議の形式で開催された第24回中國?ASEAN首脳會議に北京の人民大會堂で出席した。新華社が伝えた。
李総理は會議で、「中國とASEANは健全かつ安定した関係を発展させ、各分野で実務的協力を推し進め続けている。昨年來、習近平國家主席はASEAN諸國首脳と、さまざまな形で戦略的な意思疎通を深めてきた。中國とASEANの対話関係構築から今年で30年になる。この30年間、雙方は信頼を重んじ、親善を図り、互恵?ウィンウィンを図り、多國間主義を支持し続け、地域の全體的な安定と持続的な経済成長を維持してきた。新型コロナウイルスのパンデミックを前に、中國とASEANは互いに助け合い、支え合い、関係をさらに揺るぎないものにした」と指摘した。
また、「中國は開放の中でASEANを含む世界各國と友好的で互恵的な協力を深めていく」と表明。中國とASEANの次の段階の協力について、(1) 健康防御線を共同構築する(2)経済的融合を深化していく(3)包摂的な成長を推進する(4)イノベーション主導を堅持する(5)グリーン協力を拡大する(6)民意の基礎を固めていくことを提言した。
李総理はまた、「中國は揺るぎなく平和的発展の道を歩み、世界と地域の平和?安定を守り、共同発展を促進する。南中國海の平和は、中國とASEAN諸國の共通利益にかなう。『南中國海における関係國の行動宣言』(DOC)調印から來年で20年になる。これを契機に、中國はASEAN諸國と海上の実務協力を拡大し、協議プロセスを加速し、『南中國海における行動規範』(COC)の早期妥結を目指し、南中國海を平和?友好?協力の海にしていきたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年10月27日