成都市で自費(fèi)PCR検査開(kāi)始、さっそく受けた人の理由は？

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2020年04月23日16:01

「自分は無(wú)癥狀感染者では？心配で検査しないとうつになりそう」

小施さん（仮名、28）は、「あれ以上PCR検査をせずにいたら、『うつ』になってしまいそうだった」と言い終わると、つらそうな表情を浮かべた。

成都市民の小施さんはしばらく前に、出張で重慶に行った。戻ってからの隔離期間が終わっても何も癥狀が出なかったが、どうしても自分は潛伏期間が長(zhǎng)い無(wú)癥狀感染者ではないかと思えてならなかった。そこで彼はホテル住まいを続けて、家族とは一緒に住まずに、2歳になる息子の顔もテレビ電話で見(jiàn)るだけという毎日を送っていた。しかし數(shù)日前、成都で新型コロナウイルスPCR検査が受けられる醫(yī)療衛(wèi)生機(jī)関のリストが公表されたというニュースを見(jiàn)た小施さんは、そのリスト上の連絡(luò)先に電話をかけ、その當(dāng)日には検査を終え、翌日には結(jié)果報(bào)告を手にした。小施さん自身の言葉を借りると、報(bào)告された結(jié)果はまるで「強(qiáng)心剤の注射」を打ったかのように、彼を半月以上のつらい日々から解放してくれたという。

成都市衛(wèi)生健康委員會(huì)は今月17日、成都でPCR検査サンプル採(cǎi)集と検査が可能な醫(yī)療機(jī)関と第三者検査機(jī)関を公表し、PCR検査を希望する組織?機(jī)関や個(gè)人は、関連醫(yī)療機(jī)関でサンプル検査を受けられるようになった。

同じく成都市民の小呉さん（仮名）も、小施さんと同じようにつらい思いをしていた。

先ごろ、小呉さんは仕事の関係で、ある海外から國(guó)內(nèi)に戻った顧客と面會(huì)した。その日帰宅した後から、小呉さんには咳やだるさなどの癥狀がみられるようになり、翌日、同居している彼女にも下痢の癥狀がみられた。階下の診療所の醫(yī)師からは普通の風(fēng)邪だから心配ないと言われたが、小呉さんは依然として安心できなかった。同日午後、彼は車(chē)で醫(yī)療機(jī)関に行って自費(fèi)で検査を受け、翌日には結(jié)果が判明。いらぬ心配ではあったが、「待っている間は本當(dāng)につらかった。自分が『かかってしまった』かどうかが分からなったから」と語(yǔ)った。

サンプルを運(yùn)ぶスタッフ

成都衛(wèi)生健康委員會(huì)が公表した一般市民の検査を受け付ける醫(yī)療衛(wèi)生機(jī)関の第1陣は10ヶ所あり、千麥醫(yī)學(xué)検査所有限公司もそのうちの1つだ。同社の李瑩総経理は記者に、衛(wèi)生健康委員會(huì)が機(jī)関名を公表して以來(lái)、スタッフはひっきりなしにかかってくる電話に対応している。朝6時(shí)から深夜1時(shí)まで、PCR検査の予約や関連事項(xiàng)問(wèn)い合わせの電話は毎日100本以上にも達(dá)する。李総経理がこれらの電話の內(nèi)容から知り得たところによると、自費(fèi)のPCR検査希望者には、他都市への出稼ぎや出勤再開(kāi)で必要な人や、企業(yè)側(cè)で従業(yè)員にPCR検査証明の提供を求めているケース、武漢から成都に戻った成都市民、以前にもPCR検査をしたがそれでも安心できない人、學(xué)校が授業(yè)を再開(kāi)し學(xué)生にPCR検査を要求しているケース、留學(xué)や出張で海外に出る際にPCR検査を受ける必要があるケースなどがあった。そして小施さんと同じように、仕事で他地域へ行った後、隔離期間が終わっても自分が「無(wú)癥狀感染者」だと疑っている人もいた。

李総経理によると、自分で機(jī)関に來(lái)て検査を受ける人は1日「約1000人」おり、ピーク期には1日の検査數(shù)が2000人以上に達(dá)していた。また、市民が予約から結(jié)果報(bào)告を受けるまでの時(shí)間は、全體でも「10時(shí)間しかかならない」という。