李克強総理は27日午前、バヌアツのサルワイ首相と人民大會堂で會談した。新華社が伝えた。

李総理は「中國とバヌアツは國交樹立から37年間、常に尊重し合い、平等に接し合い、互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題で支持し合い、両國関係は新たな発展を遂げ続けてきた。中國側は國は大小に関わらず全て平等であり、協力を通じて互恵?ウィンウィンを実現することを一貫して主張している。中國とバヌアツは共に途上國だ。われわれはバヌアツ側と各々の強みを発揮し、政治的相互信頼を増進し、各分野の交流や協力を深め、両國の包括的な戦略的パートナーシップをさらに高い水準へ押し上げていくことを望んでいる」と述べた。

また、「中國側は『一帯一路』イニシアティブをバヌアツ側の発展戦略とより良く連攜させ、共に話し合い、共に建設し、共に分かち合うことを望んでいる。インフラ整備、経済貿易、漁業、観光分野の互恵協力を深めたい。中國側は中國企業にバヌアツでの投資と事業展開を促し、バヌアツの良質な製品の輸入を拡大する。人的?文化的な交流と協力を強化し、両國民間の相互理解と友情を増進し続ける。中國側は引き続き力の及ぶ限りの範囲でバヌアツ側を支援する。われわれはバヌアツが南太平洋地域で重要な役割を発揮することを支持する。バヌアツ側と國際?地域問題で意思疎通や調整を強化したい。中國側はバヌアツ側による來年の太平洋諸島フォーラム（PIF）開催を支持する。バヌアツ側に必要な助力をしたい」と指摘した。

サルワイ首相は新中國成立70周年に祝意を表したうえで「バヌアツ側は対中関係を非常に重視している。世界的問題や経済ガバナンスにおいて中國の発揮している重要な役割を稱賛する。バヌアツと中國の関係は相互信頼、互恵?ウィンウィンに基づく。バヌアツ側は『一つの中國』政策を揺るぎなく遂行し、主権と領土の一體性を守る中國側の努力を支持する。中國側の無私の支持と支援に感謝する。中國側と政府間交流、人的?文化的交流を深め続け、貿易、投資、インフラ、通信分野の協力を推進し、二國間関係及び中國と太平洋島嶼國との関係を新たな段階へ押し上げていきたい」と述べた。

會談後、両首相は複數件の二國間協力文書の調印に立ち會った。共同プレスコミュニケも発表する。（編集NA）

「人民網日本語版」2019年5月28日