4月16-23日に北京で開催される第4回北京國際映畫祭の組織委員會は11日、コンペティション映畫部門「天壇奨」の審査委員長に、中國映畫の巨匠?呉宇森(ジョン?ウー) 監(jiān)督が選出されたことを明らかにした。ノミネート作品やその他の審査委員も近く発表される。京華時(shí)報(bào)が報(bào)じた。

　同映畫祭に初めて「天壇奨」が設(shè)置された昨年は、ロシアのニキータ?ミハルコフ監(jiān)督が審査委員長を務(wù)めた。組織委員會は、「中國語映畫は近年、世界の映畫の中で大きな役割を果たすようになっており、世界映畫産業(yè)の重要な位置を占めるようになっている。中國の映畫監(jiān)督が審査委員長に選出されたことは、同映畫祭にとって重要な意義がある」との見方を示した。

　暴力的かつ華麗なる獨(dú)特の映像美から「バイオレンスの詩人」とも呼ばれている?yún)冶O(jiān)督は、「男たちの挽歌(原題：英雄本色)」（1986年）や「狼/男たちの挽歌?最終章(原題：喋血雙雄)」（89年）、「ブロークン?アロー」(96)、「フェイス/オフ」（97年）などの作品を世に送り出してきた。また、2005年には第58回カンヌ國際映畫祭のコンペティション部門で審査員を務(wù)めたほか、10年には「第67回ヴェネチア國際映畫祭」で、「終身監(jiān)督賞」を受賞した。今回、北京國際映畫祭の審査委員長に選出されたことに関して、呉監(jiān)督は、「非常に光栄。私と他の審査委員は、公平、公正という原則に基づき、最も蕓術(shù)的成果を上げた作品を選出したい。美しい春に皆さんと共に素晴らしい映畫の時(shí)間を楽しみたい」と語った。

　「天壇奨」では、作品賞や監(jiān)督賞、主演男優(yōu)賞、主演女優(yōu)賞、助演男優(yōu)賞、助演女優(yōu)賞、腳本賞、撮影賞、楽曲賞、視覚効果賞の10賞が選出される。今年も最終日の4月23日に受賞者が発表される。（編集KN）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年3月12日